おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

おばさんの物欲

一泊の出張が続き

出張用の鞄を買うことにした。

昔から持っていたリュックで凌いでいたけど

さすがにスーツの時は

ちょっとちぐはぐで。


たかが鞄、されど鞄

それなりに高いのは、良さそうだけど

おばさんにはなんとなく手が出ない

ふしぎ発見のレポーターさんがプロデュースとか

さすがに軽くて使いやすそう

お値段は2万弱くらい。

デザインはそこそこおばさんっぽくて、わたしが持っても違和感ナシ。

地味に目立たず、さりげなくいいモノを持てばいいのだろうけど…


いやいや、おばさんの持ち物なんて

誰も気にしちゃいない。

逡巡した挙句

結局、安物を買ってしまった

いつもそう。

自分にお金をかけることに後ろめたくて

染み付いた貧乏性


身の丈に合った幸せ

子どもの寝顔を見ていればそれで

おばさんの物欲なんてどうでも良くなってしまう

わたし幸せなんだな

これ以上、何もいらないや


恋をしたかったことさえ

はるか彼方に。