一泊の出張が続き
出張用の鞄を買うことにした。
昔から持っていたリュックで凌いでいたけど
さすがにスーツの時は
ちょっとちぐはぐで。
たかが鞄、されど鞄
それなりに高いのは、良さそうだけど
おばさんにはなんとなく手が出ない
ふしぎ発見のレポーターさんがプロデュースとか
さすがに軽くて使いやすそう
お値段は2万弱くらい。
デザインはそこそこおばさんっぽくて、わたしが持っても違和感ナシ。
地味に目立たず、さりげなくいいモノを持てばいいのだろうけど…
いやいや、おばさんの持ち物なんて
誰も気にしちゃいない。
逡巡した挙句
結局、安物を買ってしまった
いつもそう。
自分にお金をかけることに後ろめたくて
染み付いた貧乏性
身の丈に合った幸せ
子どもの寝顔を見ていればそれで
おばさんの物欲なんてどうでも良くなってしまう
わたし幸せなんだな
これ以上、何もいらないや
恋をしたかったことさえ
はるか彼方に。