おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

わかりにくい恋

長い歩道橋から空を見上げると

条件反射的に

あのひとを思いだす

どこにいるのだろう

誰とどんな時間を過ごしているのだろう

こんな都会で生まれ育ったあのひとには

当たり前の風景だろうに

わたしには

何年経っても異次元空間のまま


わかりにくい恋

会ってみればわかるのかな

まだ好きでいるのか

まだこの恋が健在なのか


好きなままでいたいだけなのに

あのひとに嫌われそうで怖い

浮かれたおばさん

わたしは本当にバカだな