おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

内側と外側

彼が来ると嬉しそうだねと

同僚に笑われた

決して嫌味や嘲笑ではないけれど


わたしったら浮かれちゃって

見苦しいおばさんだな

迷惑かけてしまうよね

そんな目で見られたら

浮かれたおばさんをよそに

外側にはしらじらしい空気が流れている


彼の内側は居心地がいい

わたし専用の場所がある気がして

守ってもらえている気がして


わたしだけが特別ではない

思い上がるのはやめようよ

現実をピシャリと突きつけられて

寂しくなるだけだから