おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

昨日の夢

あのひとに会う夢を見た

わたしが予約したお店は

安っぽくて賑やかしく

あのひとは別の誰かを連れてきたし

わたしも女性の同僚と一緒だった

二人きりかと思ったのに

でも、それなりに楽しく会食は進む


あのひとが中座して戻らないので

様子を見に行くと

夢の中のあのひとはタバコを吸っていて

ここを出てどこかへ行こうと言った


だけど、結局どこへも行かなかった

東口で待つと言ったあのひとに

わたしは会いに行けなかった


夢の中のあのひとには

わたしのことなど

どうでもいいようだった

現実世界でもきっと同じ

わたしの利用価値なんて何もないですよね

夢から覚めたわたしは

何度も夢をトレースして

軽く浅く傷つくのだった


あのひとに会ったら

自分が女だったことを思い出せるかな

好きな人を待つトキメキがどんなだったか

思い出せるのかな

会いたいのに

何を話せばいいかわからない