おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

空気と水のように

自然に関わっていながらもそこにあるのが当然そんな関係でいるのなら誰にも見えないけれどわたしたちは確かにつながっているデジタルではなく無数のシナプスで彼は正確にわたしの声を受け止める言葉がなくてもわたしたちはまた会えるだから、今は少しだけお…

なんでもないのに

疲れているんだななんでもないのに涙が出そうになるいつでも救ってあげますなんて彼に言わせてしまったけれどそうじゃないんだよホルモンバランスのせい悲しくなるのはきっとなんでもないことだよく寝て目覚めたら悩んでいたことさえ忘れてしまえる

あの頃よりも

過去のどんなときよりも今が幸せだと信じているもう1秒たりとも戻りたくないんだ今より先のことだけを見ていたい雨の日曜はいろんなことを思い出させるみじめなわたしのあの頃いつも見栄を張ってかわいそうな自分を隠していたわたしだけを見て欲しかったのは…

真夜中の恋

仕事が終わらなくてうがーっとメッセージを送る気晴らしメールに付き合ってくれる彼は本当に貴重な存在だ恋でなくていいから真夜中のメッセージを許して精神的依存誰かに心配されていたいだけだ夫の既読スルーにはもう慣れました心配されないことにも夫も同…

煩わしいだけの恋

一人で全てを抱えているのじゃないかとわたしはいつも心配になる彼は話をそらすもうすぐ夏休みでしょう?どこにも行かないんですか、と。どんなに心配したって何かしてあげられるわけもなく役に立てることもない余計なお世話なだけうるさいおばさん彼はハエ…

忘却

会議で忙殺されてやっと落ち着いた夕方雨は降らなかったバスに間に合うといいなくたびれ果てて家路につくもう何も思い出したくないそんな日に限ってふるい知り合いと出会ったり昔のことが頭の中をグルグル巡ったりする今朝、ゴミを出し忘れてしまった夫は怒…

モテたい病

おバカさんなわたしは多分モテたい病なんだと気付きました中学生の頃からずっとモテたいと思っていた気がするそれほど美人でもないし可愛くもなかったわたしは誰かに好かれることにずっと憧れていた気がつけば、いともたやすく人の心を手に入れていたそのバ…