おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

くよくよする恋

久しぶりにあのひとに会った

仕事の話だけれど

まっすぐ通った鼻筋と

綺麗な二重にわたしの目は釘付けだった

いつまでも見ていたい

うっとりしているうちに

再会は終わりを告げる

待って、まだここにいたいの

わたしの心は叫んでいたけど

それじゃあと言って

あのひとは人混みに消えていった

 

わたしはまたしても

要領を得ない話ばかりしてしまったことに

激しく後悔するのだった。

昔の恋を思い出しても

虚しいだけよ

今更わたしに何が必要だというの

 

わたしはまた凹んでいる

かすりもしなかった恋に

わたしはまた落ち込んでいる

泣きじゃくりたいほどに

 

明日は台風だ。

さあうちへ帰って

雨戸をしめよう。