久しぶりにあのひとに会った
仕事の話だけれど
まっすぐ通った鼻筋と
綺麗な二重にわたしの目は釘付けだった
いつまでも見ていたい
うっとりしているうちに
再会は終わりを告げる
待って、まだここにいたいの
わたしの心は叫んでいたけど
それじゃあと言って
あのひとは人混みに消えていった
わたしはまたしても
要領を得ない話ばかりしてしまったことに
激しく後悔するのだった。
昔の恋を思い出しても
虚しいだけよ
今更わたしに何が必要だというの
わたしはまた凹んでいる
かすりもしなかった恋に
わたしはまた落ち込んでいる
泣きじゃくりたいほどに
明日は台風だ。
さあうちへ帰って
雨戸をしめよう。