おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

デジタルな恋

一昔前とは違って今は何から何までデジタル写真も交わした言葉すらも削除してしまえば残らない彼の作り上げたシステムも血の通わないデジタルの産物引き際が肝心ですと彼は言ったわたしに言っているのだろうひとの心も0か1かで割り切れたらいいのにデジタル…

週末の恋

週末は何をしているのかな不定休のわたしは仕事でしたお休みの日にどうでもいい連絡はもうやめます彼を振り回してはいけない映画の話とか好きな音楽の話とか恋をしていた頃のわたしを思い出して小っ恥ずかしさにひとり赤面するおばさんはおめでたいなずっと…

都会の月

お彼岸の月とビルに挟まれた夜。いつまででも外にいられそうな生暖かい春の香りわたしが望むこと彼の喜ぶ顔を見たいただそれだけだと気づいたストレスから来る現実逃避だとしても好きな人には笑っていてほしいから

いつもと違う景色

彼の通勤電車に乗った人混みに紛れて満員電車に揺られて彼はどこまで行くのだろうとの駅で降りてどのスーパーに寄るのだろう知らないことばかりだ知らない景色ばかりだ彼が見ている景色をわたしも見てみたかった近くまで来ました彼はどんな顔をするだろうや…

彼とわたしのリアル

接待の会食でしこたま飲んでフラフラ気持ちよくウチヘ帰るわたしが1人ならわたしが自由なら飲み会の後は彼に電話して酔ったふりで猛攻をかけるのでしょういつまでそんなことやってるんだ彼はもう十分に大人だし飲んだくれた女の面倒なんて見ないアホだなわた…

抜けない棘

何かがひっかかっている何だかもすぐに思い出せないほどどうでもいい日常のさざ波部下に言ってしまった余計な一言とか同僚からのダメ出しとかつまらない仕事のミスとかほんのささいな出来事が抜けない棘みたいに違和感として残っているなんだろう、このざら…

心配ごと

バスをおりて、胃のあたりのムカつきを我慢できずアスファルトに吐いた妊娠の二文字が頭をよぎるなんて、わたしにはもうないんだもうひとり、赤ん坊を抱いてみたかった彼の子どもを産んであげることもない心配ごとがないんだわたしにはもう週末は淡々と過ぎ…

恋愛の弊害

妄想の恋なのに思考の70%くらいが彼のことになって明らかにパフォーマンスが落ちている女はダメなのだ恋に落ちると勉強ができなくなる昔、高校の先生に言われたっけ自制ヲ求メマスどうでもいいラインとか私が送りつけなければ彼からの連絡はないだろう寂しい…