おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

うんざり

ネットサーフばかりで仕事しない上司今日は自席で居眠りこいてた。やるな。いる必要なし。次は写真撮ってやろうっと。人の話を聞かない部下はついにクライアントを怒らせてしまった。それ見たことか。尻拭いで潰れた今日の午後。わたしの時間を返せ。居眠り…

夢で逢いましょう

先生に会いに行く夢を見た。いや、正確には 会いに行こうとしたけど会えなかった夢。先生の大学に行って研究室を探すのだけど大学が大きすぎてどこへ行けば良いのか分からない。図書館に迷い込んでしまってやっぱり会わないほうがいいんだと自分を納得させよ…

妄想手紙

〇〇先生すっかりご無沙汰いたしております。お変わりなくお過ごしでしょうか。先日、委員会がありました。先生のいらっしゃらない委員会はなんだかとてもつまらなく思えます。先生との接点がなくなってしまって予想以上にわたしにはダメージが大きかったよ…

カバンぐちゃぐちゃ女子

今週のお題「カバンの中身」わたしは典型的な鞄の中ぐちゃぐちゃ女子である。悪かったわね。結構きれい好きなはずなのに自分のエリアはダメ。鞄とか机の上とか、引き出しとかすぐにぐちゃぐちゃにしてしまう。でも、公共スペースが汚いのは嫌い。みんなで使…

遠い日の花火

むかし流行ったCMの恋は遠い日の花火ではないいいコピーですね。でも、おばさんには既に遠い日の花火。いつまでも恋をしていたいねぇなんて言ってる時点で枯れてるな、わたし。仕事関係で仲の良い男性と残業のあと成り行きで食事した。彼とは長年の付き合い…

おばさんのトラウマ

若気の至りというのかもう20年以上も前のことだけどDVな男に引っかかった。やたら嫉妬深く他の男と喋ろうものなら殴る蹴る、そして人の部屋で暴れる。なんで、好きだと思ったんだろう。あんな男。最後は顔を殴られてお岩さんのように目が腫れ上がった。学生…

吟遊詩人

あのひとは吟遊詩人今、この世界に実在するとても不思議なひと。お酒と歌と楽器と自由を愛し、そして、すぐに恋に落ちるひと。なんだか似た者同士。二人で食事に行った。隣に座った。終電を気にしながら、いつまでも喋っていたかった。なんだか、舞い上がっ…

恋がしたい

恋がしたい恋がしたい誰かのことを考えてドキドキしたい叶わない思いに悶え苦しんでみたいせっかくの休みなのに部屋の掃除や洗濯、家事で1日を過ごしてしまった。夫の無神経な言葉にプチ傷つく。もう女と思ってないのかな。どこかへ行きたい。おばさんであ…

人生で一番怒った日

全身の血が逆流するかと思うくらい怒ったことがある。若かりし頃その男には散々振り回されおそらく、人生の一番華やかな時間を無駄にした。6年も。バカだった、わたし。都合よく呼び出すし待たせるし勝手に人の家に来るくせに別の人が待つ家に帰っていった。…

後ろめたいデート

夫以外の人と二人で出かけたら不倫とか浮気とみなされるのかな?自分の中では、イマイチすっきりしない。別に出かけてもいいじゃない、と思う。でも、いざ出かける時は、夫には言わない。夫以外の人と仕事以外で出かけることはまずなかった。ある日、プライ…

指の綺麗なひと

そのひとは背が高くて長い指でフルートの早いパッセージをスラスラと吹いていた。綺麗な指に見とれる。そのひとはわたしの息子とよく遊んでくれた。結婚して子どもを持つなんて僕には想像もつきません、と言いながら楽しそうに息子に高い高いしてくれた。わ…

ズルい男

世の中には、ズルい男っているもんだ。そんな男に、なぜか引っかかる女子。性格が良くて、ちゃんと仕事もできるのになぜそこまで男を見る目がないの?その男はズルいというか、だらしがない。同棲している女性がいながら彼女にも手を出している。その男は平…

妄想癖

素敵なひとと出会うとすぐに恋の妄想に駆られるなぜか、振り向いてもらえるような気がするのだった。いいおばさんのくせに、妄想女。その先生は仕立ての良いスーツをさりげなく着こなして年に数回の委員会に出席されるのだった。思慮深い発言はいつも、言葉…

観葉植物

一人暮らしの殺風景な部屋を見かねたのかある日その人は誕生日でもクリスマスでもないのにシンゴニウムの鉢を持って玄関に現れた。これ、貴女にいいかなと思って。観葉植物匍匐茎 ほふくけいシルキーという品種で、白い葉が特徴的。日光は不要とのこと。でも…

40代おばさんの現実

恋をしないまま、もう何年も過ぎている。家族、夫と子どもひとり仕事、フルタイム髪の毛、ミディアム。前髪は時々自分で切る化粧品、スーパーの安物たまに贅沢してロクシタンのハンドクリーム家のローンはまだまだ続くし収入のほとんどが生活費に消えてもそ…