おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

カフェの恋

待ち合わせをして

いつかのカフェへ行った

覚えていないでしょう?

あなたは簡単に迷う

始終噛み合わない会話だった

けれど、一緒にいられて楽しかった

それは他のどんな男友達とも違う

恋の予感を連れた楽しさだった

パンケーキの上でクリームは溶けない

エスカレーターで振り向いて

あなたの手をそっと握る

どこからが妄想で

どこからが現実か

境目がとてもあいまいだ