愛は無尽蔵に湧き出すけれども
恋は分割できないようだ
あんなに好きだったあのひとのことを
あまり思い出さなくなった
毎日空を見上げて考えていたのに
今度は彼のことが頭から離れない
メールを送っても
彼はきっと返事をよこさない
分かっているから
この恋が不毛だということ
わたしの思いが
一方的すぎること
彼は火傷するような恋に
手を出したりはしないひとだ
わたしの家庭を壊したりは
絶対にしないひとだ
分かっているから余計
彼に手を出したくなるのかな
わたしを抱いたら
引き返せなくなりますよ
おばさんはいつも
妄想の恋に生きている