いつまでも同じものなんてない
いつかは形を変える
すがっていた恋も
少しずつ、その形がかわりつつあるようだ
あのひとのこと考えると
胸が痛くなっていたのに
このところは、穏やかに思い出すだけ
辛いときや悲しいときに
心を癒してくれる存在なのかな
わたしだって変わった
もう昔に戻ることはないのだから
服装や髪型を好きな男の好みに合わせようとしたり
家庭的な雰囲気を醸し出さなくてよくなった
面白くもない飲み会に付き合うこともないし
日付変更線ギリギリまで外で遊ぶこともない
ウォン・カーウェイやペドロ・アルモドバルの映画も見なくなった
でも、何も困らないし
今それが必要だとも思わない
卒業したということかもしれない
恋がなくても生きていけるのかな
ちょっと寂しい