おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

空気よりも軽く

希薄になってしまった

恋の存在感が


忙しすぎて

慌ただしすぎて

飛ぶように過ぎる毎日


あのひとが言った

気分転換のタイミングなんて

いつまで待っても来やしない


この街に暮らすのもあと少し

わたし、軽薄だから

すぐに忘れてしまいそう

あのひとのことも

この街のことも

綺麗さっぱり

過去を消してしまえたらいのに

忘却という自由

ああ、何がしたかったんたろうね