おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

控えめな恋

主張しない恋がいい

ささやかに日々の渇きを癒すような

静かな恋がいい

囁くように好きと言って

伏し目がちにレモネードを飲むような

控えめな恋がいい


彼の口から彼女の名前が出ると

わたしは少しざわっとする

彼女は特別なんだ

とても素敵な人だから

彼が幸せならそれでいい


控えめな恋は

いつまで続くのだろう

嫉妬ややっかみから自由になって

彼からの返信を待たなくなるまで