おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

後悔

あのひとにメールの返事を出した

きっとあのひとは

この女は何を勘違いしているんだと

呆れたことでしょう


すぐさま後悔が始まって

うじうじと思い悩むのだった

もういいのに

嫌われたっていいのに

わたしのことなんて

忘れてしまっていいのに


会っているときですら

わたしのつまらない話にあの人が

うんざりしているような気がして

どうしようもなく寂しいのだった


疲れさせてごめんなさい

卑屈なわたしでごめんなさい

あなたを待つ時間が

いちばん幸せだったかもしれない