おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

彼を怒らせた日

たぶん彼は怒っている

 

たぶん彼は呆れている

わたしの無神経な態度が

たぶん彼を怒らせた

 

だけど大人だから

彼は慎重でスマートな大人だから

何事もなかったかのようにスルーして

わたしの存在を忘れることができる

 

わたしは弱い

嫌われたかと

怒らせたかと

いつもひとの顔色ばかりうかがって

おどおどビクビクしている

 

わたしがいなくなるまで

傍にいてくれるのは本当ですか

わたしはいつも妄想の中に生きている