おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

読書

西川美和著『永い言い訳』を読んだ。

映画は観てないけど、気になってた作品。

帰りの電車の中で読み始めたら止まらなくなって

うちで子どもを寝かせてから再開。

結局、2時過ぎに読み終わった。


妻が夫に残した言葉

「もう愛していない。ひとかけらも」

すごい破壊力。


わたしが突然死んだら

夫はわたしの携帯を見て

悲しむだろうか


夫のことを心から愛していると

誰が伝えてくれるんだろう


もしわたしが遺された側だったら

夫の死後に

もうひとかけらも愛が残っていないと知ったら


ひとかけら以上は

愛されていると思ってるんだけどね


先日、期せずして

お互いにパートナーをどう思っているか

第三者から聞かれたことがあった


わたしは迷いもせず

理解があって頼りになる

とても優しい

などとペラペラな答えを口にしたけど

夫はしばらく考えて

哲学が違うから面白い、と。


恥ずかしかったのか

本気なのか

よく分からないけど、

これも愛なのかな。


わたしが突然死んだら夫は

ものすごく後悔しそう