おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

枯れた女の願望

もう彼のことを考えるのはよそう

愛されて求められたいだけ

気付いてしまった

なんと虚しい願望

自分のことをおばさん呼ばわりするのも

どこかでそうではないと思いたいから

誰かが否定してくれることを待っているから


仕事があって

夫も子どももいて

帰る家もあって

人並みの幸せに満足しないのはなぜ

まだ愛されていたいと願うのはなぜ

もう十分に持っているのに


わたしには自分がない

他人の思いに左右されて

いつも自信がない

だから

みんなが評価するひとから好かれるのは

自分を肯定するための手段なのだろう


本当に誰かを愛したことがあったのかな

自分のことなのにわからないや