おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

ただの夢に過ぎない

雨が降って

遅刻しそうになった朝

夫が駅まで送ってくれた

小さな幸せ


夫に嘘をついて

ほかの男に会いに行く夢を見た

相手が誰だったのかさえ思い出せないけど

夢の中のわたしは

とてもヘタな嘘をつき

軽はずみな行動を悔いていた


夢でよかった

夫はブツブツ文句を言いながらも

車で駅まで送ってくれた

行ってきますと手を振る

今、わたしは幸せなはずだ

泣きたいくらいに