おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

幸せについて

子どものリクエストで

家族でイオンモールへ出かけた

キッズコーナーで楽しそうに遊ぶ子ども

アイスクリームを頬張る笑顔

側には微笑む夫

わたしはこの上なく幸せだ


家族と過ごすなんでもない日常

それがいかに幸せなのか

失って初めて気付くものかもしれない

おばさんの恋は

何もかをぶち壊しにするのかもしれない


夫と子どもを心から愛している

ときめきが無くても

おばさんはおばさんの人生を生きるのでしょう

それが、結婚して子どもを持った者の

覚悟なのでしょう


わたしは覚悟がなかったのかな

独身時代が

今より幸せだったとは思わない

だけど、恋のない日々は

あまりに無味乾燥

もう女でなくなったような気がして

どうにもやりきれないのだった


そんなのはただのワガママだ

ぼんやりと窓の外を眺めながら

幸せについて考えてみる