おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

主婦とカフェ

たまにはお洒落なカフェで

一人お茶でも飲みながら

ぼんやり外を眺めたり

お気に入りの本を読んだりしてみたい


仕事帰りにふらっと

デパートのバーゲンを覗くことすら

罪悪感を感じてしまう

普通の主婦は、急いで帰って食事の支度

子どものお迎えとか

お風呂の掃除とか

家族のために時間を費やしているのだから


わたしは恵まれている

食事の支度も

子どもの世話も

お金の管理も

全て夫に任せっきり

そればかりか

夫はわたしに自由を与えてくれる

そんな主婦がカフェとか恋とか

何を寝ぼけているのかと

時々わたしは背筋が薄ら寒くなるのだ


妄想のカフェ

妄想の恋

何もかもが脳内の現実逃避

逃げるべき現実すら見当たらないのに