おばさんの恋

40代になっても恋に憧れるおばさんの妄想

自意識とコロナ鬱

何もする気が起きない

彼のことを考える時間も減った

どうやら鬱に入っているみたい

健全に生きるための恋も

不機嫌なわたしの前に影を潜めた

何だろう、このつまらなさは

永遠に来ないバスを待つような

あの頃のわたしもそうだった?

歪んだ空間の隙間に

嵌まり込んだみたいに

健全ではない毎日

優しい人の声にハッとする

抱きしめてくれたら

どこにも行くなと言ってくれたら

わたしは戻って来れるのだろうか

彼に抱かれてみたい

やっぱり不健全